El Goddess

少年の夢とロマンを育てた、上田毅八郎氏を偲んで。


10月1日。ボックスアートの巨匠、上田毅八郎氏(享年97歳、6月18日没)を偲ぶ会が

静岡ホビースクエアにて催されました。

その訃報が伝わるなり、多くの方から、

いつ『偲ぶ会』をいつやるのか、と問い合わせが殺到したそうで、

田宮俊作会長の熱い呼びかけのもと、タミヤ、ハセガワ、アオシマのプラモデルメーカー3社の共同開催の運びに。

普段お目にかかれない、170展以上の貴重な原画や上田さんが手がけたプラモデルの箱で会場は埋め尽くされ、内容の濃さに圧倒されます。

田宮会長は中学生の頃から、下絵もなしで車などを描いてしまう絵の上手い人が近所にいる、

と上田さんの存在は知っていたけれど、とにかく怖くて話しかけられなかったそう。

23歳で初めて緊張しながら箱絵の依頼をしてから、上田さんが絵を描くのを横で見ながら軍艦の知識を与えて貰った事など、その思い出は尽きません。

偲ぶ会の前夜、上田さんへの贈る言葉を書き始めたら、止まらなくなってしまった…というのも無理ありません。

また、連合艦隊を模型化したのは日本だけで、
勝ったアメリカもしていない。

アジアでも未だ超えられていない、日本の帝国海軍があれだけ多くの艦隊を自力で作ったというその造艦技術の凄さも語られました。

多くは沈められたけれど、上田さんの絵と模型によってその功績と誇りある歴史は、未来へと語り継がれます。

それはいつしか国を超えて人類の宝に…。

上田さんは輸送船など400隻以上の船を鎮魂の為に描いてこられました。

どれだけの魂が慰められたかわかりません。

地上でも天国でも『ありがとうコール』が鳴り止まないことでしょう。

訪れた方には、上田さんが大量に残した鉛筆が1本ずつ配られ、思いがけないプレゼントに会場中が和みました(^ν^)

「こんなに皆さんに良くしてもらって、お父さん、喜んでるねぇ」と仰る奥様。

破天荒に生きた上田さんを、長年支えて来られたご家族のご苦労は想像もつきませんが、

いつしか温かい上田さんの面影だけが残るのではないかと思います。

笑顔のお写真から「あ“~、佐野さん!暫くだっけねぇ~」と聴こえてきそう。

軍隊時では、やんちゃしていつも上官を困らせていたけれど、天国では程々に…^^;

上田さんには、荒波に立ち向かう勇気をたくさん頂きました(^O^)/

本当にありがとうございました。合掌m(__)m

●『上田毅八郎追悼展』 ~9日(日)入場500円
サウスポット静岡3F(JR静岡駅南口からすぐ!)



【パステルアート】
●10月7日(金)浜松南・星座館 053-443-7339
浜松市南区米津町579 (カーナビ入力の際は580-1)
10時~ 、13時~、15時~ 2500円 ※ドリンク付き、
プラス300円でランチに。

●10月10日(祝月)11時~16時 『ヴィヴィアン』三ケ日町都築837-1 2000円 (ランチ、ドリンク別途)
※多分、迷うのでご一報を!

●【次回未定】10時~17時 『和楽館』京都市右京区嵯峨天龍寺角倉1-3 3000円(額付き)

●【次回未定】 3000円(額つき)
『出町茶論』京都市上京区寺町通今出川上る表町21

☆浜松市内であればインストラクターは受講料半額。

【その他イベント】
●10月15日(土)縣居神社 月例祭
(8時~、※1時間程前後する事もあり。お気持ちのお賽銭)

●10月30(日)縣居神社例大祭 14時~
(賀茂真淵先生のご命日)

●上田毅八郎追悼展 10月1日~9日。11時~18時
静岡ホビースクエア(入場料500円 中学生以下無料)
(思い出のボックスアートの作品を集めて上田氏を偲びます)

●10月11日(毎月第2火曜)
林英臣先生『東林志塾』18時半~21時
『日本の保守とは何か、その要件と覚悟』
(2回まで3000円、浜松プレスタワー15階)

●10月6日(毎週木)
『1人の外国人から見たニッポン』
講師:ウーシャ・ランジャン様
朝6時~7時 (参加無料、終了後ジョイフルで朝食)
磐田市倫理法人会
場所:遠州中央農協Aコープ豊田中央店
(10月13日は、奥宮教生様)