心に七色の虹を!!
誰にも、うまい下手にとらわれず夢中でお絵描きした『あの頃』があったはず・・・
あの頃思い描いた『夢』、あなたにしか出せない『色』、あなたにしか出来ない『生き方』を、7色アートと一緒に、思いっきり表現してみませんか?

◇ギャラリー





◇『知覧に行ける人の心得 山近義幸著』に寄稿

このままでは日本が危ない!!と、已むに已まれぬ思いで、私は昨年、統一地方選挙に初出馬しました。
結果は2,164票の温かい支援を頂きながらも落選。持ち合わせていたのは熱い志のみで、資金も後ろ盾もゼロからのスタートでした。
もちろん周りは猛反対。父には勘当され、アパートに家出をしてまでの無謀なサバイバル選挙でした(苦笑)。

日本を守りたい!子供達の未来を守りたい!日本人の誇りを取り戻したい!

当選するかしないかは二の次。内から湧いてくる思いは誤魔化せませんでした。

それは、死に向かう特攻隊とはレベルは違いますが、彼らの思いと僅かでも重なった瞬間ではないかと思います。
よし!突っ込め!(アドレナリン全開)と、腹をくくると、周囲の小言も逆境も関係なく、まさに無敵でした(笑)。
私が何故そこまで熱くなったかというと、今の日本に納得いかない事が多々あったからです。

今から10年ほど前に遡りますが、当時地元の80代半ば(浜松大空襲を経験)の方からこんなショッキングなお話を伺いました。
その方が、ある日バスに乗っていると、顔の青ざめた今にも倒れそうなお婆ちゃんがいて、その方も立っておられたのですが、その異変に気付いて近くの席に座っていた女子高生に、倒れそうなお婆ちゃんに席を譲って貰えないかお願いしたところ、その女子高生は「私達だってバス代払ってるんですから!余計なお節介はやめてください!」と言い放ちました。
それを聞いていた具合の悪いお婆ちゃんはその場で涙されていたそうです。なんて罰当たりな若者たち…(泣)。

これまで日本を守ってこられた先人や、命を繋いで戦後の荒廃からこの国の繁栄を築いてくれた祖父母たちへの感謝の心…。
日本人は大事なものを忘れてはいないだろうか。

自分さえ良ければいい?他者への思いやりの心は薄れていないだろうか。

東京都内の電車では、明らかな健常者が優先席を牛耳っている光景も珍しくありませんでした。嫌味でも試すつもりもないですが、妊婦の私(8年前)が彼らの前に立っていたとしても、彼らは目を閉じたまま。グッスリと寝ているかと思えば、降りる駅では寝過ごす事はありません。
寝たふりか、情けない…。

とある飲食店のテーブルでは、隣で人が食事をしているのにも構わずに、ヘアアイロンをコンセントに挿して髪をセットし始める若い女の子達の光景に目を疑ったことも(注意すると店を出た)。しかもその席には、日常茶飯事である事を示す『ここでヘアアイロンを使わないでください。』との張り紙があったのには絶句しました。(グチは尽きません…苦笑)

私が知覧に行ったのは8年前の夏。母親になる前に行かなければと思い立ち、妊娠8ヶ月の時でした。

『俺の余した30年分の寿命は小母ちゃんにあげるから…。勝又 勝雄少尉(22)』

『小母ちゃん、明日ホタルになって帰ってくるよ。宮川 三朗軍曹(20)』

(小母ちゃんとは、特攻隊員に親しまれた富屋食堂の女将、鳥浜トメさんのこと)

『あなたの幸せを希う以外に何物もない。穴澤 利夫大尉(23)』

そこで出会ったのは、彼らの温かく美しい心、愛が形を変えた究極の強さでした。

『敷島の大和心を人問はば 朝日に匂う 山桜花(本居宣長)』

と、日本人の心は昔から『桜』に例えられますが、私の目に映る彼らは桜そのもの。

特攻を美化するなとも言われますが、美化ではなく、彼らの心が美しいのだからそれは仕方のないこと。あの字をみて、その言葉に触れれば説明も不要でしょう。

『君がため 世のため何か惜しからん 捨てて甲斐ある命なりせば』

これは幕末明治維新の志士に愛された、宗良親王(後醍醐天皇の皇子、H29年の大河ドラマ『井伊直虎』の舞台となる、浜松市北区引佐町の井伊谷宮に祀られる)の御製です。

尊い方のため、世の平和のため、大切なものを守るために命を惜しまなかった先人から流れる、私心のない尊い自己犠牲の精神を特攻隊員の中に感じます。

私は現在、賀茂真淵(本居宣長の師、浜松生まれ)を祀る、縣居神社(浜松市中区東伊場)で論語や和歌等を素読する寺子屋を開いているのですが、『子曰わく…』に始まる論語には、人の道が説かれており、その中に特攻隊の姿が映ることもあります。

『子曰わく、仁に里るを美となす。(論語ー里仁第四)』
(仁、即ち愛に心をおいて生きる事は美しい。)

もしも、彼らが同じ時代に生きていたらどんな振る舞いをしているだろう。
例えば電車であれば優先席には恥を忍んで座らず、お年寄りにはサッと席を譲り、ホームでは転んだ人を起こし、高い階段を目の前にしてベビーカーを押すママの姿があれば駆け寄って一緒に持ってあげているかもしれない。
私の胸に生き続ける彼らは、いつもキラキラと輝いています。

『君子は食を終るの間も、仁に違うこと無く、造次にも必ず是に於いてし、?沛にも必ず是に於いてす。(論語 里仁第四)』
(君子は、食事をする僅かな間もいつでも仁、即ち思いやりの心を失うことなく、慌ただしい時であっても、例え転んだ時でも、いつも冷静であり愛の心で振舞う。)

特攻隊員を間近で見ていた方から「あの人達は笑っていたよ。後光がさしていた。」と聞いたことがあります。
それがこの世への執着を忘れた仏の姿であるのか。出撃前の彼らの笑顔には、次元を超えた不動の強さと、穏やかな春の風のような愛を感じます。

そんな彼らが守りたかったもの、未来の私達に託したかったものとは何か…。

実は、現在その縣居神社の鳥居が腐食して倒壊寸前。崩れるのも時間の問題で、見るに耐えない状態なのですが、もしかしたらそれは、今の日本人の心模様?かもしれません。

四大国学者のひとりである賀茂真淵は、万葉集の研究において、素直で朗らか、真心をもって人に尽くし、全てに感謝して生きた古来からの日本人の姿を世に示しました。

現在、有志で鳥居再建の事業(寄付金はH28年3月現在 190万円)を起こしていますが、鳥居の再建と共に、日本人の豊かな心を復興させてゆきたいと思います。

特攻隊の彼らが咲かせた、真心と誇りの桜を胸に…。 合掌


追伸:全国より290万円以上の寄付を賜り、鳥居再建が可能になりました。
ご支援下さった皆様に心よりお礼申し上げます。(H28年10月、鳥居完成予定)