今実は、2011年度から2012年度への移行にあたって、過去30年の資料の整理をして、今後の方向性を考えているところです。

資料を整理する中で1988年8月に友人に一斉に送っ残暑見舞いが出てきました。20代の私の書いた文章なので、稚拙な点はご容赦いただきたいですが、25年経ても状況が改善されていない(悪化している)ことに改めて危機感を持ちます。以下紹介します。

「残暑お見舞い申し上げます。

 38億年前この地球上に生まれた生命は、気の遠くなるような時間をかけて分化・進化し、1つの死を次の命の糧とし、メタンの嵐の吹きすさぶこの星を、ついには生命満ち溢れる星に作り替えてきました。
 わずか数百万年前誕生した我々ヒトは、生物界では一番の赤子であるにもかかわらず、この半世紀の間にオゾン層を破壊し森林を減らし砂漠化を進め、ひいては核兵器を保持し、原子力発電を暴走させることで、先輩のトリ・ムシ・サカナたちを道づれに自滅しようとしています。
 我々ヒトは、未来を担う子どもたちのためにも残された僅かな時間に半世紀の歩みを大転換させ自然と共存しうる文明を作らなければなりません。
 私も大学生活・寮生活を終え、生物教育の端くれを担うものとして、そのために微力ながら奮闘したいと思います。皆様の体に気をつけてご奮闘ください。
 未熟な私ですが今後ともよろしくお願いします。
       1988年8月 朝倉幹晴

   東京アカデミー大検大学予備校・看護医療予備校生物講師

写真添付
 みんな地球の子〜1988年2月伊方原発出力調整実験に反対する主婦たち〜