★質問1 市役所の裏にある現保健所では「議案第5号 市食品衛生検査施設の設備及び職員の配置基準条例」(案)にある「理化学検査室」「微生物検査室」「事務室」について、同じ部屋をパーテーションで区切っている状態です。それぞれ別の部屋であるべきと思いますが、北本町にできる新保健所ではどうするつもりでしょうか。
●答弁2 新保健所では別に作っていく。
★質問2 (現保健所ではガスクロマトグラフィーがないそうです。私も農学部研究室時代に使いましたが、新保健所ではこのような基本的機器はそろえてください。)実は現保健所でも基本的な遺伝子分析機器は備え下記の流れで検査を行い市内での発生の際の迅速な対応と分析に役立っています。であるならば、この条例内でも「遺伝子検査室・RCR装置・電気泳動装置」を明記すべきと思いますがいかがでしょうか?
●市答弁 条例上は明記していないが機器『など』という表現の中に含めている。機器・部屋等充実させていく予定である。
★質問3 遺伝子分析においては現保健所でパーテーションの1区画で行われている分析が各段階に分けられるのが、コンタミ(試料汚染)による誤検出を防ぐため必要である。新保健所ではどうするのか?
●市答弁 各段階ごとに分けた部屋を設置する予定である。

★質問4 このようにRNAが分析できるとなると船橋市保健所でRNAウイルスであるインフルエンザの分析もできそうですが、実際は県衛生研究所に送って分析しています。市保健所だったら翌日に結果が出せるものが、2.3日かかります。なぜ市保健所でやらないのかという疑問を持つ人もいますので、なぜ、インフルエンザ分析を市保健所でやらないのかの根拠をお示しください。
●市答弁 インフルエンザの場合は、厚生労働省が地域ごと流行状況を把握し、各地域ごとの対策をするため、国・県の管理のもと情報を一元化していく必要がある。したがって県衛生研究所で分析を行う。

★質問5 生物学を理論的基礎としてきた私にとって、山中教授のノーベル医学生理学賞受賞はうれしいニュースでした。これから、遺伝子分析を大きな手段とする分析が新しい保健所ではできてくる時代となります。遺伝子分析技術が私たちの生活に役立っていることを新保健所開設時には市民にアピールすべきだと思いますがいかがでしょうか。
また私が11月28日見学させていただいた時も中学生が職場体験で
来ていました。新保健所でもそのような体験を受け入れてほしいです
し、たとえば、自分のアルコール脱水素酵素遺伝子タイプ
(お酒に強いか弱いか)を調べ遺伝子を身近に感じてもらうような
講座も時折開設していってほしいと思いますがいかがでしょうか
●市答弁 これまで市保健所では、中学生の職場体験を積極的に受け入
れてきたので、新保健所でも受け入れる。また市民向けの広報も強化し、
遺伝子分析技術を体験できるような講座の実施も考えていきたい。



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