★国政選挙関与卒業論文(長文・2013年6月4日 朝倉幹晴)〜6月23日船橋市長選、7月21日参議院選挙、2015年4月26日統一地方選(市議選)に関する方針〜.


1、6月23日の船橋市長選に関しては、どなたも支持せず、静観いたします(個人的にはよく考えて投票します)。どなたが市長になられても市議会で市政に役立つ提言をできるように、市長選期間前後(6月15〜26日)は様々な調査研究をさせていただきます。

2、7月21日の参議院選挙に関しては、脱原発と個人的信頼から以下のお二人を支持します。

★比例区 川田龍平さん(所属政党「みんなの党」)

私は「みんなの党」自体は支持しませんので、「みんなの党」ではなく「川田龍平」個人を支持してくれる方が増えることを祈念しています。

川田龍平さんについては、私は1995年彼が予備校生だった時代から知り合いで、薬害エイズの運動も一緒にしました。そして2007年の参議院選挙で無党派で立候補した時には東京まで何度も出かけ応援しました。

龍平さんがその後「みんなの党」に移ったことに関して、支持者の何割かが離れました。薬害エイズ時代からの知り合いでも離反した友人もいます。私もある時期は距離をおいてつきあわざるを得なかった時期があります。しかしながら、(「みんなの党」自体の評価はともかく)、龍平さんがこの2年間脱原発や医療被害に関して動き続けている姿は基本的に変わっていないと感じ、逆に様々な方々がいる「みんなの党」の中で龍平さんがある位置を占めることは、よいことであると感じています。

単純に言えば、10代からずっとそばで見続けているものとして、所属政党に気に入らない点があろうと、龍平さんの基本姿勢を支持し、合格し活躍してほしいと願っています。





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★東京選挙区 吉良よし子さん(所属政党「日本共産党」)

私は「日本共産党」自体は支持しませんが、脱原発での働きは評価しています。そして、「勝つ可能性が著しく少ない」選挙区で支持する気にはなりませんが、東京選挙区(5人区)は今のところ原発推進・再稼働推進政党(自民党・公明党・民主党)で4議席は占められる可能性が高いので、せめて1議席は脱原発議員が合格してほしいと思います。毎週官邸前(国会前)行動に参加し続けた吉良よし子さんの姿勢を評価しています。





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3、7月21日の参議院選挙に関しては、以下の三人には注目しています。「注目」というのは、いろいろな私自身の政治的スタンスから「支持」表明はできませんが、その活発な動きに注目しているということです。



★すぐろ奈緒さん(他環境保護政党「緑の党」候補)

元杉並区議(無党派)のすぐろなおさんは、脱原発であり、私自身の姿勢・政治的スタンス(無党派市議)にも近い方です。また、環境保護政党「緑の党」はもっとも政策的に近いといってもいいです。また個人的にも知り合いの人がたくさんいらっしゃいます。

しかしながら、「支持」ではなく「注目」であるのは以下の理由によるものです。実は日本においてはチェルノブイリ原発事故(1986年)以降何度か環境保護政党を作る試みがなされましたが成功しませんでした。

そのような流れの中で、ゆるやかな環境保護派の無党派の市議のネットワークとして「虹の緑のネットワーク」が1990年代後半に作られ、私も参加しました。参加した理由は、「基本的に地方自治に徹し国政選挙には安易に関与しない」雰囲気だったと私が考えたからです。

というのも、1980年代以降の様々な試みを見る中で、私は「残念ながら、日本においては国政版の緑の党は困難。だから地方議員の徹するべきだ。」と考えていたからです。

そんな私でも、私も含め「虹と緑のネットワーク」に参加する無党派市議が共同で、「無党派」の川田龍平さんを応援し、合格したことで、龍平さんが無党派を貫き、その流れの中で慎重に「緑の党」を準備すれば可能かもしれないと多くも無党派市議が考えました。しかし、龍平さんが「みんなの党」に移ったことでその可能性はきびしくなった時点で、私は原点に戻って「日本での国政版「緑の党」は困難である。地方自治に徹するべきだ」との認識に立ち戻りました。

しかし、無党派市議の中には、龍平さんの「みんなの党」への移籍であきらめず、本当に市民の力だけで「緑の党」を作ろうという動きがあり、それが脱原発運動で加速されました。

私はその道をとらず、無党派市議は国政版「緑の党」を追及するより、地方自治で活躍したほうがよい。むしろ地方自治に無党派の仲間を増やすことを考えたほうがよいと考えました。しかしもし可能であるならば「緑の党」が立ち上がったほうがよいとは思っているので「注目」させていただきます。

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★石田まさひろさん(比例区、自由民主党所属、看護師)

私の、チェルノブイリ時代からの脱原発を主張してきたものとして政治的には30年間自民党と対立する側にいましたし、今もそうです。だから、自民党からの候補を支持することはできませんので「注目」ということにさせていただきます。

さて、実は私は、市議会・選挙などでは多く自民党と対決してきましたが、「対決」しさえしていればよいという考えではありません。1990年代に2年間、最近3年間下野したとはいえ、日本の国政の多数は自民党(自民党との連立政権)によって担われてきました。 自民党政権のもとでも、市民運動が高まっていけば、部分的な政策では自民党がそれを消極的にであっても受け入れ解決がなされていく事例は様々あります(薬害エイズの和解も、交通事故対策、「性同一性障害」もそうです。たとえ自民党政権であっても市民運動や世論の盛り上がりによってよい政策は採用されていく可能性があると20年間の市民運動で感じています。そしてそのためにはたとえ、非自民系の市民運動家でも自民党議員の中に理解者や知り合いを作っていく活動(「ロビー活動」)が必要と考えています。

(そうはいっても「注目」という段階であっても、自民党推薦候補に文書で言及するのは人生ではじめてです。)

石田さんは私の東大応援部の後輩で、聖路加で働いていたこともある看護師です。医療の実態を知る知り合いですので、今回「注目」を表明いたします。

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★三宅雪子さん(比例区、生活の党所属)

私は「生活の党」を支持しません。私も含めて脱原発を願った人の多くが、2012年末の「未来の党」結成には期待し支持しました。しかしその後「生活の党」による分党により、(まだ形式上は存在していますが)実質「未来の党」が解党された経過は非常に遺憾に思っています。

にもかかわず三宅雪子さん個人に「注目」させていただくのは、「めげずにやっていく姿勢」です。個人的に再稼働を批判して野田首相に対抗して船橋でたった時、知り合わせていただきました。決して世渡りが上手なタイプではありませんが、その「めげずにがんばっていく姿勢」には学ばされています。

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4、2000年10月から始まった国政選挙への関与

「無党派市議で地方自治に徹するべき」との考えをもった私も、実は、自民党への批判と期待が「無党派」に集まった時に、無党派国会議員や首長を応援する形でかかわってきました。2012年末には脱原発の流れで千葉4区の脱原発候補の三宅雪子さん(未来の党、のちに生活の党)にも関わりました。

しかしながら、国政選挙への関与はできるだけ控えたいという気持ちになりつつあります。今回の参議院選挙は、それでも1人でも脱原発国会議員を増やしたい願いの中で2人を支持し、3人を注目させていただきました。

今後もなんらかの形で関わる可能性は否定できませんが、できれば卒業したい(地方自治に徹したい)との願いのもと「卒業論文」と名づけさせていただきます。

5、2015年4月26日、脱原発の意志を持ち続けながら統一地方選に無党派で挑戦する方を応援します。

国政選挙では「無党派」での活躍は困難です。したがって「政党所属」議員の中で、少しでもよい方を今回意見表明いたしましたが、私自身は、既成政党(自民党・公明党・民主党・維新の会・みんなの党・共産党・社民党・生活の党)に縛られず、無党派で各市の市議会で活躍する議員が増えることを一番願っています。

無党派市議は、自分の専門分野・得意分野で活躍しておただければ結構と思いますので、細かい政策の一致は求めませんが、私が応援するのは脱原発の意志がある方に絞らせていただきます。

脱原発を地方議会で主に主張していくわけにはいかず、様々な課題を政策で掲げていただければ結構なのですが、「脱原発」であることは、

「被曝労働や子孫への放射性物質押し付けなで、他者の犠牲のもとに見かけ上の「豊かさ」を求める姿勢から日本人が脱却していくこと」

の生きる哲学の基本にあたると考えますので、その点で一致する方で、あとわずか691日後に迫った統一地方選で、できるだけ地方議会において既成政党(自民党・公明党・民主党・維新の会・みんなの党・共産党・社民党・生活の党)に占有される比率を減らし、無党派で活躍する市議を増やすために私が蓄積してきたノウハウをお伝えします。具体的に、費用は日にちの問題は相談させて決めさせていただきますが、できればこの夏に決意をすること、遅くとも2014年4月までに決意をされることをお勧めします。


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