おはようございます。
メルマガ「言葉の泉」とは関係ない話しで恐縮ですがお願いです。
5月4日、3匹の捨てられていた生後6日の子猫を保護し、今ミルクやりなどで育てています。里親を急募しています。トップページに里親のお願いと子猫の写真がありますのでよかったらご覧ください。(→2016年1月再掲載編集注、その後3匹とも里親見つかりました)



「勺(シャク・くむ)」は柄がついていてその先端に水を汲んでためる部分がある「ヒシャク」(柄杓)のことで象形文字。
 台所用品としてはお椀型の丸い汁を組む部分=オタマ(御玉)がついているので御玉杓子(オタマジャクシ)という。普通は台所用語としては「オタマ」と呼ぶ。
 カエルの幼生オタマジャクシはこれに似ている(尾が柄、頭がお玉の部分)から命名された。オタマジャクシという前は「カエルコ(蛙の子)」と呼んでいた。

勺は酒が着くと「晩酌」の「酌」となり、酒を酌み交わす(くみかわす)容器あるいは酒を酌み交わすことをいう。

●杓子定規(シャクシジョウギ)
 台所の御玉杓子を定規にしようとするように、謝った基準でものをはかろうとすること。転じて一律の基準でものを判断しようとする柔軟性のない姿勢を言う。

●猫も杓子も(ネコモシャクシモ)
 「なにもかも」「だれもかれも」

 語源については
1、「禰子(ねこ・神主)も釋氏(しゃくし、僧侶)も」
 つまり神道・仏教を超えて集まる様子から派生したという説
2、「女子(めこ)も弱子(じゃくし)も」
  女も子どももという説
3、「猫も杓子も」
   杓子は台所をつかさどる主婦を示し、猫も主婦もという説

の3説がある。