本来の仕事(織姫ーおりもの、彦星ー牛飼い)をやらないようになったので、天帝が「天の川」の両岸に引きはがし、年に1回だけ会えるようにしたそうです(諸説あります)。 英語で「天の川」はthe Milky Wayで、「乳の道」です。また同じ意味である「銀河」はthe Galaxyです。 ギリシャ語で「乳」はgalaで乳糖(lactose,ラクトース)の構成成分であるgalactose(ガラクトース)の語源ともなっています。 ヨーグルトなどに入っているガラクトオリゴ糖というのもガラクトースを含む糖の鎖状分子です。 ギリシャ語「乳」galaがラテン語になった時、gaがとれてlacがラテン語の「乳」となり。lactose(ラクトース、乳糖) などの語源となりました。日本語の「酪農」と発音が似ているのは偶然の一致でしょう。 さて、そもそもなぜ天の川ができたのかのギリシャ神話によれば、 ゼウスの妃ヘラの乳を赤ちゃんのころの ヘラクレスが飲んだ時、飛び散った乳が天に舞って銀河になったと考えられているので 「乳の道」なのです。たしかにうっすらと光って連なっている様子は「乳の道」に見えるかもしれません。 |