以下6月20日(月)にJR東日本本社に申し入れしました。23日発言を求めてきます。 2011 年6月20日 JR東日本(東日本旅客鉄道株式会社)代表取締役社長 清野智様 震災・原発事故対応と今後(被害と回復・駅舎での帰宅難民受け入れと自家発電・被災者支援)に関する要望書 株主 朝倉幹晴 海津にいな さる3月11日の東日本大震災・福島第一原子力発電所事故は、JR東日本管区を中心にに被害が甚大で、今回の株主総会(2011年6月23日、第24回定時株主総会)は、特に震災・原発事故対応を中心に、以下の3点について要望いたしたく思いますので、よろしくご検討ください。 (私たちは2001年6月27日の株主総会(第14回定時株主総会)で、「大塚社長、西船橋駅改善のご英断を」と大塚陸毅前社長に直訴することからはじめ、10年間に渡り、地域住民・鉄道利用者としての声を伝えてきました。JR東日本は、株主総会での質疑も踏まえて ●西船橋駅他首都圏各駅のエレベーター・エスカレーター新設他バリアフリー化 ●心臓発作究明のためのAED(除細動器)設置の拡大 ●社員のサービス介護士資格取得の推進 ●安全対策の徹底 などを実施し、私たちの発言や提案を含む利用者の声をお受け止めいただきました。 JR東日本「法令遵守及び企業倫理に関する指針」第4条には「役員及び社員等は、株主はもとより、広く社会とのコミュニケーションを行い、企業情報を積極的かつ公正に開示します」(社HP掲載)とあります。私どもは首都圏の様々な鉄道会社の電車や駅も利用し、そのたびに駅や車内の様子を観察しています。そして利用者としての声を鉄道各社に伝えていきたいと思ってます。とりわけ、最大手のJR東日本の取り組みが、他社にも大きく影響し首都圏全体の鉄道・駅がよりよくなることを切望しています。) 1、震災・津波・原発事故の被害状況と対処についてお示しください。 震災・津波・原発事故についは、株主総会の会場に出席されてい社員・関連企業写真の方含め多くの方々が現場対応されたと思います。感謝申し上げます。 まずお聞きしたいのは、震災・津波での駅舎・鉄道の被害状況と、現時点でどこまで回復したか?そして今後どのように対処する方向かです。とりわけ駅舎・線路などに耐震性・耐久性に影響する被害があり、1・2年あるいはそれ以上回復に時間がかかる駅舎・線路の数・場所の概要をお示しください。私たちは2008年の株主総会で四川大地震を受けた駅舎の耐震診断の質問をいたしましたので、そのことも踏まえてお答えください。 福島第一原発20Km圏の警戒区域の常磐線は停止せざるを得なくなっていますが、どの駅まで行くことができるのでしょうか?震災・津波と異なる放射性物質による路線寸断に対して、国や東京電力はこの被害に対しJR東日本に対しどのような補償をしているのでしょうか? 2、帰宅難民対応〜大震災時の駅舎の避難場所としての開放と自家発電体制〜 未曾有の大震災で対応に苦慮された事情はわかりますが、JR総武線主要駅(下総中山駅・西船橋駅・船橋駅・東船橋駅・津田沼駅)のある船橋という地方自治体の現場にいた側から率直な疑問と今後の対応について質問したします。 震災当日総武線が停止し、多くの帰宅難民が夜中にかけて総武線沿線に集中しました。そして駅舎に避難した方々もおられました。しかし船橋駅など駅舎が閉鎖されてしまい、その駅舎からの帰宅難民を船橋市は緊急に開設した避難所に受け入れることになりましたが大変でありました。駅舎のホームなどは復旧に関わる業務があるかもしれないので人がいてはまずいかもしれませんがホーム以外の改札階などは通路さえ確保できれば、屋根やトイレが存在する貴重な避難場所に転用できる可能性があります。なぜ駅舎を避難場所として帰宅難民に開放できなかったのか?今後同様なことがおきた場合はどうするのか?駅舎での自家発電の配備状況も合わせてお答えください。 3、被災者対応〜被災者・東北方面JR利用に対する国の無料化要求・JR東北新幹線・在来線の放射線量調査・JR空き社宅での被災者受け入れの可能性〜 東北新幹線・在来線の復旧は、震災復興に向けて心強いものでありました。今後被災者や震災ボランティアも含め東北新幹線・在来線が震災復興に向けた大切な足となります(私自身も福島・仙台に往復させていただきました) 国は震災復興に向けて高速道路を東北自動車道の福島県の白河インターチェンジより北側の区間と、常磐自動車道の水戸インターチェンジより北側の区間、それに福島県と新潟県を結ぶ磐越自動車道の全線などの区間を被災者に無料化することを決めましたが、同じ理由で、被災者の東北新幹線・在来線の利用も無料にし、その分の費用を国がJR東日本に出すべきと要求すべきと思いますがいかがでしょうか? 利用の際の安全のため、JR東北新幹線・在来線の各駅舎での放射線量を測定し、利用者に告知すべきと思いますがいかがでしょうか? 行田・市場などの市内のJR社宅の空室が多い状況の中で、被災者をこれまでどれだけ受け入れたか?また今後も原発関係では避難者が増えてくる可能性があるので、今後どのように受け入れていくかをお聞きします。ぜひ被災者のために空き社宅の提供をお願いします。 |