2月2日、日本技術士会が中心に企画した「防災対策技術フェア」(パシフィコ横浜)に参加しました。パシフィコ横浜に行くのは、12月の分子生物学会に続いてですが、すっかり学術研究発表・イベントの場所として定着しているようです。

 私は「理系の視点で市政へ提言」を掲げていますので、このような技術的な分野はできるだけ学び提言し続けようと思っています。

午前は講演を聞いたのですが、技術士が市民から暗黙の依託と信頼をされて技術士集団の中だけで専門の仕事をしていた時代は、震災(311)により転換した。これからは技術士が市民との対話の場所に出るべきである」といった基本的方向が示され、私も共感したものです。
 私が理系学部にいたころは、そのような問題意識は少数派で
「政治は文系に任せて、理系は研究室内で研究」
という感じが多数でしたが、これからの時代はそうではなくなりそうです。

さて具体的技術もいろいろ見てきて、私が12月議会で推進を発言した
「カセットガス式自家発電機」も見て、関係者と話してきましたが、
興味深いものとしては以下の写真のものがあります。




 これは3・4人乗りの「ノア」という製品(30万)で、津波が来ても転覆することなく海の上を漂流し、救命を待つというものです。
 強度・空気の吸い口、また下が思いため自然に空気穴が海面上に出る。津波がひどい最中はその穴も閉じることが可能 など技術的には確立されたものと感じました。
 
 非常に面白いものを見たとの感想を持ちながら帰宅しながら考えるとい、個々人(家庭)がこのカプセルに入って助かることよりも、地域全体として避難の高台を作ることが、政策としては行うべきではないかと思い直しました。
 (個人で買うことはいいですし、小さい集落なら集落全体として家族分用意するのも一案と思いますが・・・・)

みなさんはいかがお考えでしょうか?

このノアのことは発言しないと思いますが、3月議会ではこの震災対策技術フェアで学んだことも質問の1つにするつもりです。