うなぎと云えば、誰もが「土用丑の日」を思い起こすように、今ではうなぎはすっかり夏の食べ物として定着してしまいました。しかし、そもそも何でうなぎを夏の土用丑の日に食べるようになったのかと云いますと、夏場はさっぱり売れないと嘆いているうなぎ屋に、幕末の学者・平賀源内が薦めた宣伝方法が大当たりしたと云うのが発端。つまり本来、うなぎは夏には売れない・・・旬は夏ではない、ということなのです。

それでは、うなぎの旬というのはいつなのか。それは、うなぎが寒い時期を乗り越えようと脂をたくさん蓄える冬。そう、いよいよ秋を迎えた今からが、本格的な旬に向かって行くうなぎのシーズンと云えるのです。しかし、うなぎの養殖場では、今の時代のニーズに合わせ、夏の土用にピークを迎えるような育て方をしています。水温を高くしての促成養殖です。これでは本来の旬が何処にあるのか、わからなくなってしまいます。

のだやがお客様に自信を持ってお勧めする“幻のうなぎ”共水うなぎは、疑似四季飼育と云って、養殖池に天然に近い四季を作り出し、うなぎの持つ本来の性質(味)をうなぎ自身の力で得ることのできるよう手助けをしてあげます。本来の天然のうなぎが冬に備えその身に脂を蓄えるように、秋の今頃から、どんどん美味しくなって行くのです。さらに共水うなぎは、南アルプスに降雨した雪が50年ほどかけて湧き出ているとされる大井川の伏流水を、地下125mの井戸から取水し、養殖に使っています。時間をかけて養殖しても、川魚特有の匂いが付くことなく、まさに「古(いにしえ)のけがれなき河川」に棲んでいた天然のうなぎに近い、本物の美味しさを再現しているのです。

のだやでは、うなぎにこだわり、お米にこだわり、そして最高峰の調理技術を持って、美味しいうな重をお作りしています。うなぎ通の皆様、いかがでしょうか。愛情持って育てられたうなぎ、お米。そして心を込めた匠の技の結集を、是非ご賞味くださいませ。