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2024年3月20日 : 蕎麦と日本酒
蕎麦屋には「そば前」という文化があります。


蕎麦が出てくる前に飲むお酒のことを蕎麦前といい、肴には定番のだし巻きなどが好まれ、そのあとに蕎麦を手繰りさっと帰る。それが「粋」であるとされていました。


蕎麦をまず小盛りで注文し蕎麦の味を確かめ、そのあと酒と肴を注文し、最後にまた少し蕎麦を食べて帰る、そんなご婦人もいたりします。


近年、日本人の嗜好の変化と共に、様々なタイプの日本酒が増えました。


香りが華やかな、エステル系(りんごなど)のお酒から、好ましくないとされてきたイソアミル系(バナナなど)の香りをあえて出すお酒、微発泡や酸味が効いたお酒から熟成酒まで多種多様です。


そんな中、近年日本酒業界のトップを走る蔵に共通する言葉として「伝統を現代に」という言葉があげられると思います。


様々な蔵が、時代の流れにのり大量生産大量消費を続けたり、香り華やかなの科学的に美味しいお酒を作る中。
きもと作りという自分の蔵の菌で醸造したり、サーマルタンクでなく管理の大変な木桶で仕込んだり、他県の有名な酒米を取り寄せてでなく地元の米を復活させてお酒を作ったりする蔵があり、そのような酒蔵がいま日本酒業界を牽引しています。


そのような蔵の施策は地方でモノを作る意味に対して非常に示唆にとむ取り組みをされていると思います。


「いいものを取り寄せて、科学的に美味しい大衆が好むモノを作るのであれば大手がやればいい、我々がやることではない」という意思を強く感じます。


蕎麦でも地元の在来種を育て続け「おろし蕎麦」という文化を広めてきた福井県などが注目を浴びていますが、決して偶然ではないと思います。


ただ味覚として美味しいというだけでなく。
利益や数字で計ることのできない、蕎麦を作る意味や文化的な価値、蕎麦前という文化や蕎麦の作法、こういったコトが非常に大切になるのではないでしょうか?


蕎里にお越しの際は、機能としての食事だけでなく。先人が作り上げてきた蕎麦の文化も感じていただければ幸いでございます。

文   半田店 鈴木健悟

半田店の期間限定日本酒



2024年1月30日 : 蕎麦の実際知
蕎麦の勉強といっても色々ありますが、、試し打ちをしたり、本を読んだり、違う店に行ってみたり、産地に赴いたり。

ただ、足を使った分だけ学びも多いなとは感じています。

イギリスの作家、チェスタトンが「技術知」と「実際知」の「実際知」の重要性を説いていますが。「見て、触れて、感じる」ことでしか得られないものもあります。

東京に行き、全国各地様々な蕎麦を試食すると、その土地の個性やその品種の特徴の違いに驚かされます。
「松江在来」は独特の風味(ごぼう!?)があり今回特に驚きました。

お蕎麦屋さんに行くと、その土地ならではの蕎麦を提供している店もあるので、それを探して実際食べてみると、自分の中の蕎麦の世界が広がるのではないでしょうか。

文 半田 蕎里 鈴木健悟




2024年1月29日 : 蕎麦打ちの世界
冬場に入って蕎麦にはいい季節になりましたが、蕎麦打ちには身が凍る季節になりました。朝の打ち場は5℃なんていうこともざらにあり(もちろん暖房はご法度なので)手がかじかむ中、日々蕎麦を打っています。


夏場、冬場は特に温度の変化が激しく、ありとあらゆるものの管理、蕎麦打ちに知識と技術と経験がいります。

あそこで打った蕎麦は、加水はこうだったからここでも、、とか

レシピがあれば出来る、、

とは程遠い世界。
そんな世界で理想の蕎麦に近づけるよう、日々思考錯誤しながら蕎麦を打っております。


現在「常陸秋そば」を提供させていただいておりますが、
その特徴であるすっきりとした香りと上品な甘味、ツルっとした喉越しを出すために日々研究を繰り返していますが、中々美味しい蕎麦に仕上がっていると思います。

ぜひお越しの際は、せいろで「常陸秋そば」を味わってみてください。
寒い時に言うな!!と言われそうですが、、。




文  半田 蕎里 鈴木健悟
2023年10月29日 : ハロウィン御礼
10月28日(土)にハロウィンパーティーがありました。

半田店ではボーイスカウトのみなさまやパートさんの親御さんのご協力をいただきました。

1か月前からのパートさん達が「子供ってこういうの喜ぶよね」とゲームを考え、アルバイトの子たちのガチなディスプレイ協力もあり子供達の笑顔を少しでも多く見れてよかったと思います。

当日は近くで運動会などがあるなか、わざわざお越しいただいた皆様にも感謝いたします。
ありがとうございました。




2023年10月13日 : 蕎麦の会メニュー
来週の蕎麦の会、ご予約承っております。

様々な蕎麦を食べ比べてみて、自分の好みを探してみてください。





半田店へのお問い合わせはこちら
053-431-5110

営業時間 11:00~15:00(L.O.14:30)
     17:00~20:30(L.O.20:00)
定休日 火曜日


入野店へのお問い合わせはこちら
053-445-2662

営業時間 11:00~15:00(L.O.14:30)
     17:00~20:30(L.O.20:00)
定休日 火曜日

【半田店】
〒431-3124
浜松市東区半田町1275番
11:00~15:00(L.O.14:30)
17:00~20:30(L.O.20:00)
定休日:火曜日
TEL:053-431-5110



【入野店】
〒432-8061
浜松市西区入野町16288番
11:00~15:00(L.O.14:30)
17:00~20:30(L.O.20:00)
定休日:火曜日
TEL:053-445-2662

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