本日の【ウイルスと免疫】シリーズは
《新型コロナと腸内細菌》です。
重症化リスクの基礎疾患に共通しているのが「腸内細菌の乱れ」です。
それにより、免疫応答が変化し慢性炎症が生じています。
サイトカインストームとは、
本来ウイルスなどから体を守ってくれる免疫ホルモンのようなもの(サイトカイン)
が過剰に生産され嵐(ストーム)が起こり、正常な細胞まで攻撃されて正常な機能が失われること。
これが「肺炎の悪化」や「血栓の原因」にもなると指摘されています。
『制御性免疫細胞(Tレグ)』は過剰な炎症反応をおこす暴走した免疫細胞を鎮める物質を放出します。
このTレグの活性化に腸内細菌が関与しています。
重症化につながる過剰な炎症を避けるためにも、日頃から腸内環境をととのえることが大きなポイントです!!!