今年も花粉症の方にはつらい季節が訪れました。
2016年春のスギ・ヒノキ花粉飛散量は東北及び甲信地方では「例年並み」又は「やや少ない」、関東、四国及び九州地方では「例年並み」、北陸、東海及び近畿地方では「やや少ない」となる地域が多い見込みです。中国地方は「例年並み」の地域から「かなり多い」地域まで幅広く存在すると予測されています。また飛散開始時期は例年並みの2月上旬~中旬かやや早くなると予測されています。また飛散開始時期は例年並みの2月上旬~中旬の見込みです。花粉症の方は外出の際には、それぞれ万全の対策をとっているかと思いますが、外出先から自宅に帰った時も室内に花粉を持ち込まないよう注意が必要です。そのためには玄関先で掃除機を使って衣類の花粉を吸い取りましょう。但し花粉のサイズは40~50ミクロンと小さいため通常の集塵袋では花粉が通りぬけてしまう可能性が高いと言えます。そこでHEPAフィルター付き掃除機であれば、0.3ミクロン以上のダストや花粉をキャッチする事が出来るのでお勧めです。
ところで最近の高気密住宅は従来の住宅に比べて自然換気量すなわち外気の侵入量が少なく、花粉症対策には適した住宅です。
しかし24時間換気システムを運転するとある程度外気が侵入するため対策が必要です。
24時間換気システムの給気が自然給気の場合は壁に給気口が付いていることが多いと思います。この場合は市販の給気口用フィルターを取り付けましょう。
給気口
給気口用フィルター
また、窓サッシの換気框の給気口は閉めた方が良いのですが、この場合他に壁などの給気口が無い場合は給気不足で正常な換気が出来なくなります。その時は換気框に花粉対策用網戸を切り取り貼り付けるか、何れかの窓網戸に花粉対策用網戸を取り付けそこから給気しましょう。但し夜間の防犯にはご注意下さい。
窓サッシの換気框(手動開閉式)
花粉・ホコリ対策用網戸
フィルター網戸
ミクロに織り込んだフィルターが花粉・ホコリを80%以上カット。
通気性を保ちながら濾過機能に優れた網戸です。
給気も排気も換気扇を使う24時間換気システムの場合は給気フィルターに花粉が大量に付着するため小まめに清掃しましょう。
花粉症の方はこの時期には是非このような注意を心がけて下さい。