お掃除、お洗濯、お化粧などは生活上でのルーティンワークです。これらのワークで使われるのがのが化学製品です。掃除なら噴霧式の汚れ落とし、洗濯なら洗濯洗剤、身支度での化粧品に整髪料などは化学物質が使われた商品や製品を利用しています。また、カーテンや家具などのインテリア製品からも放散しています。この様に私たちの周りには空気汚染を招く、様々な要因がひしめいています。
そこで今回の『健康ネット』ではその対処法をお知らせします。
この化学物質を希釈する為に設けているのが24時間換気です。先ず気を付けなければならないのがこの換気のメンテナンスでフィルターなどの掃除です。また、建物内でも給気口が無いスペース(ホールやウォーキングクローゼット)では空気汚染を招いている可能性もあります。絶対にしてはいけないのが24時間換気を止めたり、給気口を塞ぐ事です。
以下が生活での配慮項目です。
1.化学物質の沸点は低く、夏場の室温上昇で放散量が増える事を注意する
2.スプレー式殺虫剤は放散速度と拡散範囲が大きくなり、幼児、高齢者へ配慮する
3.窓開け換気は天候などに左右されるので注意、局所換気は換気量も多く有効な手段である
4.ドライクリーニング後の養生ビニールは外し、乾燥後にクローゼットへ収納する
5.喫煙は喫煙者の服や髪に付着し、住宅内に持ち込み再放散するので注意する
記;健康住宅アドバイザー(108-080439)和田 伸之