これから迎える梅雨時は湿気が一番の悩みです。その湿気は相対湿度(%PH)で表現されます。相対湿度は空気中に含み得る水蒸気の割合で、温度によって上下します。朝の天気予報で、同じ時間に北海道と沖縄で湿度が違うのは温度の違いによります。6月の梅雨の時期は外も室内もほぼ同じ温度ですから、長雨で相対湿度が100%なら家の中も100%に近くなります。
そこで今回の『健康ネット』ではそんな湿気対策をお知らせします。
エアコンの除湿機能(ドライ)や除湿器を使って湿気を取り除いても、外の水蒸気を換気により、呼び込みますので恒久対策とはなりません。また、私たちの生活行為で水蒸気を発生させれば、たちまち冬でもないのに結露現象が発生します。
解決法としては結露を起こさず、2次被害のカビやダニの繁殖を招かない事です。
①家内干し、入浴後、調理時及び前後には局所換気(レンジファン)を強運転する
②押入や物入、キッチン下の収納などは開放して換気をする
③濡れた服や靴からも少なからず水蒸気が出るので保管に注意がいる
④雨上がりにも濡れた地面から水蒸気が放散されており、うかつに窓を開けない
⑤日3回の食事とおやつなどの後は食粉飛散があり、広範囲の掃除をする
記;健康住宅アドバイザー(116-116271) 堀切 茂俊