~シロアリ前線南下中です~
5月になれば日々気温が上がります。住宅を食害するヤマトシロアリにとっても活動的な時季となります。ヤマトシロアリはほぼ全国に棲息しているだけに、シロアリの被害に遭わないように注意したいものです。そのためには、ヤマトシロアリの習性を知っておくことが大切です。
春の終わりから7月にかけてシロアリの羽アリが群飛来してくる季節となります。ただこの時期にクロアリも群飛します。住宅の被害を防ぐという観点からもシロアリとクロアリの見分け方を知っておくのは大切な情報です。
<見分け方>
①シロアリは4枚の羽がほぼ同じ大きさの形
②シロアリの触角は数珠状で直線、アリはL字形
③シロアリは胸部と腹部が寸胴、アリはくびれがはっきりしている
シロアリの羽アリが飛来してきたのを見たということは、建物に被害が発生しつつあるか、これから営巣する可能性が高いと推測されます。
詳しい調査を依頼されることをおすすめします。
最近ではシロアリ駆除による健康被害も見られる事から、低毒性のベイト工法も登場しており、これは薬剤が気になる方にも安心できる工法といえます。
ベイト工法は建物の周囲に餌木を埋設しておき、シロアリを誘導します。1年に数回の点検管理によって餌木の食害状況を確認し、食害があればベイト剤(毒餌)を投入します。シロアリは餌場に仲間を誘導する習性があるので、薬剤を仲間に次つぎと行き渡らせることができ、最終的に巣を根絶します。
また、お住まいやお庭で気になる害虫を見つけた時には何という名前の害虫なのかどんな害があるのか?を簡単にチェックできる「害虫検索フォーム」を協会HPにアップしています。
「害虫検索フォーム」は、その虫の発見状況や時期、行動、大きさ、色、発見場所などをチェックリストにてクリック頂くことで その虫がどのような害虫か、候補を提示してくれる、というものです。
パソコンにて
http://www.kjknpo.com/html_j/bukai/seibutu/search_form.htm
お気軽に利用して下さい。