これからの時期は気温の上昇に伴い、熱中症対策が何かと話題となります。熱中症は必ずしも夏だけに発生する症状ではありませんが、最高気温が30℃を越える真夏日になると熱中症の死亡者が徐々に増え、さらに35℃を越えると急速に増えます。また温度だけではなく、湿度も70%を越えると熱中症の発生件数が多くなる傾向にあるので、注意が必要です。特に夜間の最低気温が25℃以上の熱帯夜では湿度が高い日に熱中症が増加します。

熱中症の発生場所は意外なことに全体の75%が屋内のため、予防には室内の温度・湿度のコントロールが大事です。室内の温度・湿度については政府推奨温度の28℃が一つの目安になりますが、対策として湿度低下と気流により体感温度を下げる事が薦められます。仮に28℃で湿度80%の室内の相対湿度を30%下げて50%にすると、体感温度は約3℃下がります。また扇風機の微風程度の0.4m/sの気流があると、体感温度は2℃程度は違うと言われています。
冷風機能付き除湿機
熱中症の年齢別の発生率をみると、65歳以上の高齢者が約40%を占めています。これは高齢者が「皮膚の温度感性が鈍化し、暑さを感じにくい」「熱を放散する能力が低く、深部体温が上昇しやすい」「筋肉量の減少により体内水分量が減少しており、脱水状態になりやすい」などの生理的な特徴があることによります。
そのため高齢者には家族が「部屋の温湿度をこまめに測ってチェックする」「のどの渇きがなくても定期的に水分補給する」などの配慮をする事が大切です。
