最新のお知らせ
2023年3月29日 : 建築基準法でも守られない安心!
これから春に向かい室内温度は上がり、ホルムアルデヒドの放散量も上昇します。この様な状況を踏まえて、建材の規制と24時間換気の設置を設けて室内濃度の上昇を防いでいます。室内濃度は建材の表面積と放散速度を部屋体積及び換気回数で除して計算します。つまり、狭い部屋とか給気口のないこの様なスペースでは濃度が高くなります。
そこで今回の『健康ネット』ではその対処法をお知らせします。
この様なスペースとはウォーキングクローゼットとか書斎、ホールなどになります。家具の配置などで不用意に給気口を塞いでも同じ様な状況になりますので注意が必要です。
以下が生活での配慮項目です。
1.この様なスペースでの滞在時間・作業時間を極力減らす
2.この様なスペースに面した部屋の扉を普段は開放しておく
3.長時間滞在の場合はサーキュレーターなどで換気流を作る
4.日和見者や子供や幼児を遊ばせたり、寝かせるのは止める
5.多くの空気清浄機は化学物質除去や部屋全体に対応してない
6.このようなスペースで開放型暖房機器は使わない
記;健康住宅アドバイザー(116-116127)岩山 遼太郎
2023年3月29日 : 立つ鳥に後を濁させてはいけない!
これから徐々に外気温度は上がっていきます。この前まで寒いと縮こまってたことを忘れてしまうほどです。そんな気候の変化があっても、部屋の寒さにエアコンを点けて、暖めてるという過ちをした経験はありませんか?この現象は遮熱断熱性が高い建物で起きえがちです。
そこで今回の『健康ネット』ではその対処法をお知らせします。
遮熱断熱ペアガラスにドレープやレースも遮光性が効いている。この組み合わせは春になっても、日差しによる部屋の温度上昇を遮り、温もりを感じさせません。反面、秋には部屋に籠った熱を逃さない為、暑く感じ不要な冷房運転に繋がり、結果として過剰運転になります。
以下が生活での配慮項目です。
1.秋や春の日差しを感じたらカーテンやドレープは開放してやる
2.この時期の部屋の温度調整は室温で無く外気温で判断する
3.窓の外の遮光用品は影響が大きいので必要最小限の利用が望ましい
4.重ね着1枚で±5℃の温度差を感じるので利用する
5.床の敷物も同じ様な効果を感じる事を活用する
記;健康住宅アドバイザー(123-12300)田中 宏典
2023年3月29日 : 不思議な音の正体見たり枯れ尾花!
寒くなると外での活動が減る為に静寂となり、室内の音の方が気になる様になります。そんな時に住まいの一部や何処と限定出来ない音を感じる事があります。これは不思議音と呼ばれ、建物の構造材の戻りや何かしらの変化もしくは自然の影響で起きるものです。その現象を不思議音といいます。
そこで今回の『健康ネット』で現象をご紹介します。
建物の構造的に問題の無い不思議音の悪影響はありませんが、住まい手がこの現象が起き得ることを知らず、突然に遭遇すると大きな不安を感じてしまいます。以下にその不思議音の名称と聞こえる擬音をご紹介しますので、記憶に留め措かれれば良いかも知れません。
以下が住まいで聞こえる代表的な不思議音です。
1.温度変化で部材の膨張・収縮時…家鳴り(ビシッ、バシッ)
2.広々とした平行な壁面での反響音…フラッターエコー(ビ~ン、バァ~ン)
3.室内の隅角部に集まる低温の響き…ブーミング(ブ~ン)
4.水やお湯を急に止めた時に蛇口付近で打撃音…ウォーターハンマ―(コン)
5.サッシやドアの微小な隙間の吹込音…笛鳴り音(ヒュ~)
6.ルーバーや手摺に正面からの強風時に通過音…風切り音(ブ~ン)
記;健康住宅アドバイザー(118-118268)埴淵 晴男)
2023年3月29日 : ふたつの伝搬は見方を変えて解決に!
音の伝わり方には空気中を伝い耳に届く空気伝搬音と物により伝達する固体伝搬音があります。この固体伝搬音では音源から離れた所で空気伝搬となり、全く違う音質や振るえになり、不快な音として聞き取れる事が有ります。その振るえ現象を住まいの振動といいます。
そこで今回の『健康ネット』ではその対処法をお知らせします。
この住まいの振動では音源やその原因を探り当てる事が難しい場合もあります。また、この現象であるにも拘らず、対策を間違って講じる事で、その状態がさらに悪化し、違う音振動や違う場所での不快音が聞こえ始めるなど費用を掛けても不快が解消されない場合があります。
以下が住まいの振動での注意点です。
1.原因としては大きな振動を伴う機器類が多い(ドラム式洗濯機、家庭用EVなど)
2.大きな振動を伴う機器類と壁や床の縁を切るもしくは緩衝材を入れる
3.機器類はメンテナンスを怠ると振動が大きくなり、音の周期も変わるので注意する
4.大きな振動で床とか壁の緩衝材がズレたり破損しない様に注意する
記;健康住宅アドバイザー(118-118268)埴淵 晴男
2023年3月29日 : 冬の魔物コールドドラフトの脅威!
1~2月の寒い夜に窓に起きるこの現象は誤解を受けやすい。それは窓廻りから冷たい隙間風が入ってくる為に、部屋が冷やされているという誤解です。確かに窓の下方に手をあてると冷気を感じますが、それは外気で冷やされた窓ガラス面やサッシにて冷やされた空気が下がり、手にあたっているものです。
そこで今回の『健康ネット』では安心その対処法をお知らせします。
隙間風と下がってくる冷気とでは対応策が全く違ってきます。先ずはカーテンの裏側と窓ガラス内面の間で起き得る現象ですから、カーテンの内側に対応策を講じても効き目はありません。また、床面までの窓ガラスだから発生するという認識も誤りで、腰高の窓でも起き得ます。この様な現実を踏まえて対応策を考えなければなりません。
解決法としてはカーテン取付の工夫になります。
①この時期は厚手のドレープに取り替える
②レースカーテンも遮熱断熱対応に替えるのも効果はある
③窓が腰高であってもドレープは床までの高さに裾が床に就く長さにする
④カーテンの上端に空気が入らない様な蓋を設ける
⑤下端に冷気を止めるカバーを設けるなら、カーテンより室内側に取付ける
記;健康住宅アドバイザー(115-115236)栗原 潤一