白川は豊かな自然に恵まれ､高級茶の産地としてとても適しています｡そして､産地の中でも唯一の農業生産法人であり茶の栽培から製造､販売までの一貫生産で茶葉の段階から良質なお茶を作っています｡
自社の茶畑では､｢堆肥｣｢有機質肥料｣を主体とした土作りと｢芽重型｣と呼ばれる仕立て方をしています｡この方法は同じ面積の中で芽の数を少なく育て､一つの芽に沢山の栄養が行くように作られ､芽の大きい柔らかな上質な茶葉を作ることが出来ます｡半面収量が減りますが､格段に美味しいお茶が出来上がります｡
製造においては熟練したお茶師により､山茶のふくよかな香りの中に､ｺｸのある喉越しの良いうまみと､後味の良さが楽しめる白川茶を作り上げています｡

肥料は植物性､動物性のﾊﾞﾗﾝｽと内質にこだわり､ｱﾐﾉ酸などの栄養を多く含む肥料を施しています｡これにより土壌中の微生物が増え､土壌環境がよくなり良質なお茶が出来上がります｡

地元で出た籾殻や米糠を利用して堆肥を作り､秋になるとこれを茶畑に施しています｡土壌も柔らかくなり､根の張りも良く地力も向上し､病気や害虫に強い健全な茶の樹に育ちます｡

白川はお茶の栽培ができる北限の産地であるため､害虫の発生が少なく､農薬の使用量はかなり少なくて済みます｡さらに当園では､｢ぎふｸﾘｰﾝ農業｣の認証を受けて､減農薬栽培を行っています｡　　
｢ぎふｸﾘｰﾝ農業｣とは有機物等を有効に活用した土作り並びに環境への負荷の大きい化学肥料､化学合成農薬等の効率的な使用と節減を基本とした環境にやさしい農業です｡

お茶ができるまでには､たくさんの工程があります｡畑で摘み取られた茶葉は､少しでも早く､みずみずしい新鮮なうちに加工していきます｡熟練した茶師が､その日に摘み取られた茶葉に合った蒸し時間､製茶工程を決めて､色､艶､味､香りを工程ごとに厳しく吟味しながら作り上げています｡

★関西品評会1等
　農蚕園芸局長賞
　全国茶生産団体連合会長賞

★県品評会1等
　東海農政局長賞
　岐阜県農業技術研究局長賞
　茶園の部特別優秀賞